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高次元宇宙少女 宇宙記憶 TOP

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惹かれるということ

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冥王ルシアへ

『遊びに来なさい』

         魔王様より

P.S.
私の意識は開けておくのでいつでも入ってくれて構わない。



黒衣の少女は旗艦の艦橋から宇宙空間で行われる艦隊同士の戦いを見守っている。
生物と機械の融合したバイオメカデザインな無数の艦船は黒と白の色違いで二つの陣営にわかれていた。
少女は黒の陣営で旗艦の中から直接指揮を執っていた。といっても見た目には戦場を窓から眺めているだけであったが。
白の陣営は全自動のAIによって統率されている。なのでこの戦い全体が彼女のボードゲームなのだ。


今、意識の視点は黒衣の魔王へと急速に収束していく……
もはやここではあらゆる存在は彼女の……そう私の……


私の思念に合わせて艦隊が踊る。
ビームを撃ち、ミサイルを放ち、爆散して消え、あるいは再生や復活を行う。
星の海に上書きされる一際輝く星の海。

「どうかしら?」
私は今しがた現れた背後の存在に対して囁いた。
「あなたも参加してみない?白い方の指揮役をやってもいいわよ」
少しの沈黙の後、
「どうしてもあなたがそれを願うならしてもいいけれど……」
感情のない声で答えが返ってきた。

「いえ、ここで一緒に見ていましょう」
暗緑衣の少女は私のすぐ右隣に並んで窓から星の海を眺めた。


「誘って悪いんだけど、何も感じない遊びでしょう」
「そうかしら?私は面白いけれど」
「私は何日も見つめ続けているからな」
「それは麻痺するわね」

「ええ、でも何故か惹きつけられて目が離せなくなる光景なの」

私は右を向き彼女の横顔を見つめた。
無表情な白く美しい横顔。緑に輝く瞳が戦場を見つめている。
時折、粒子ビームが放つ赤や緑の光が白い髪と肌を色鮮やかに染める。

「どうしたの?惹きつけられるのではなかったの?」
冥王は窓の外を見つめたまま尋ねた。
「より上があるということだよ」
私は静かに答えた。



「少し踊ろう」
「ええ……」

空間が揺らぎ周囲の物の判別がつかなくなる―――次の瞬間、私たちは艦隊戦が行われている宇宙空間の真っただ中にいた。

私は黒い光の翼を広げ赤い光の剣を物質化した。
冥王の黒衣が広がり冥界の緑の閃光が彼女を包む。緑光の一部が剣を形成し冥王の手に収まった。

行くわよ

私はテレパシーで思念を送った。

ええ

冥王の意識がそれに答えた。

赤と緑の光は互いを追いかけ衝突しあるいは仲良く軌跡を描き、星の海の中に最大の輝きを放った。




大きな黒い部屋―――
壁には青い光の記号や数字が滝のように流れ落ち床に広がり、または上に昇り天上に広がっている。
眉間から青い光が発して青白い光の立方体を出現させた。

今日の記録、保存しておく

冥王は私の意識領域から去った。いや、前より結びつきは強くなっている。離れても意識の接続が前よりも強く感じられる。
また彼女を誘おう、今度はどんな遊びをしましょうか










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